創立100年以上の母校・千葉県立安房高等学校の野球部が、今年創立以来初の甲子園行きの切符を手にしましたんで、高校野球大好きパパンとパパンお守りのママンとツアコン実里さんの3人で甲子園まで応援に行ってきました。
初日だったので、頑張って開会式も。
安房高の子達は、手足をものすごく振って、しかもものすごく足並みが揃っていて、兵隊さんの行進さながらでした。
開会式は、やっぱりテレビと実際に見るのとでは違うねぇ。
開会式後、下手に外に出るともう入場できなそうだったので、結局第3試合までずっと同じ席にいました。
食い入るように試合を見ていたパパンに比べたら、私は相当席を立ってフラフラしていた時間が長かったですが(笑)
いよいよ第3試合。
熊本の城北高校との対戦です。
城北高校は、ピッチャーの出来が非常によかったのです。
それゆえに安房高打線は当初ほとんど伸びず。
一方、安房のピッチャー佐野くんは、比較的無死で走者を背負うことが多く、かなり辛い局面を見せることが多々。
ヒット数では明らかに負けておりました。
とはいえ、背後で守る他のチームメイトが要所要所を押さえ、相手にホームを踏ませません。
うん、よいチームワークだ。
試合は8回まで両チーム無得点で進行。
と、8回の裏で2アウト・ランナー1塁3塁の大ピンチ。
一発あれば一気に先制点を取られてしまう、という嫌な流れになっておりました。
ここで打者が打ち上げたファウルフライを取りに行ったサードの佐藤くんが、キャッチの瞬間そのままカメラ席に突っ込むという、仰天の事態が発生しました。
場内、一気に騒然。
「このような状況ですので、いったん試合を中断いたします」というアナウンスまで入って、応援席もオロオロです。
私の位置からは、1塁側から担架が出かかったところまで見えたのですが、幸い佐藤くんはすぐに復帰。
この時の中継映像が、探したらYoutubeに既にありました。
消されてなければ下から見られるかと。
第80回選抜高校野球より (安房高校佐藤三塁手)
佐藤くんが落ちたカメラ席、しっかり佐藤くんが倒れてる映像撮ってたのね…ちょっとビックリした。
ただ、このプレイが試合の流れを変えました。
その後、奮起したエース佐野くんが見事ピンチをしのぎ、その後9回表2アウトから奇跡の2点追加。
これには1塁側応援席、狂喜乱舞です。
9回裏、ヒヤヒヤする場面もありましたが、最後は9回表に奪った2点を守りきり、ゲームセットとなりました。
いよいよ、勝利校の栄誉を称え、の校歌斉唱。
スクリーンに校歌の字幕が現れ、安房高の校歌が流れました。
私も、十数年ぶりに校歌熱唱です。
いやはや。
甲子園で勝利の校歌を歌えるなんて、なんて幸せな。
自分が現役の頃は、こんな日が来るとは思いもよらなかったです。
改めて、今まで頑張ってきた安房高野球部の皆さんに、惜しみない拍手を送りたいな。
↑と思っているのはどうやら私だけではないらしく。
実は、アルプススタンドの紫軍団(スクールカラーの紫のジャンパーとメガホンを持った応援団)以外にも、1塁側応援席にいた人達の大半(我々もそうですね)が安房高の応援に駆けつけた人達だったようなのです。
試合終了後、1塁側スタンドからマウンドへ駆け寄るたくさんの大人達。
中には「バンザイ三唱!」の掛け声をかけてくるご年配の方もおられて、私もつられてバンザイ三唱してしまいました(笑)
mixiなどを見てると、かなりの卒業生が現地に駆けつけたらしく。
ニュースでは「5000人の大応援団」と言ってましたが、実際にはアルプス席以外の席にいた「紫軍団」ではない応援の人もたくさんいたんだよね、きっと。
館山市長も応援に行くって言ってたし、南房総エリアから初の甲子園出場、ということで、地元もめちゃくちゃ盛り上がってたのは知ってます。
その応援のプレッシャーも実は大変だったかもしれないけど、そのプレッシャーにも負けず初出場・初勝利を挙げた高校球児達はほんとに素晴らしい。
無理して甲子園に応援に行ってよかったなぁ、とニコニコしながら帰ってまいりました。
次は6日目・対宇治山田商(三重)だそうです。
今度は平日なので、リアルタイム観戦すら難しそうですが、安房高らしいプレイができるよう祈っております。
まずは、感動をありがとう(*´▽`*)