2019年09月15日

令和元年台風15号(2日目〜3日目)

<これまでのあらすじ>
令和元年台風15号の直撃を食らった千葉市在住(実家は千葉南部)の実里さん。
自宅は電気も水道も止まり、困った挙句に千葉駅近くのホテルに避難。
実家のある千葉南部の惨状も気になるが、家の電気はいつ来るの???


台風15号襲来2日目。
都内の職場に出勤してみると、職場でまだ停電してるのはうちくらいでした(´・ω・`)
うちの職場、千葉県民は数人いるのですが、皆さんほぼ県西部。
しかも、自宅と実家でダブルで被災してるってんだから救われぬ(´・ω・`)

ちょくちょく実家に電話してみるも、状況は変わらず。
twitterでは、知っている場所の変わり果てた姿がいくつも見つかり、南房総が「被災地」そのものになっていることを認めざるを得なくなる。
いや、それもそうだが、そもそも千葉市内の我が家すら電気が復旧していない。

夫の人と相談した結果、この日も外泊決定。
但し、この日は千葉市内に宿を取ることができず、都内にしか取れませんでした。
みんな、1日は我慢できても2日は無理だったんだな……

その日の夜は、よりにもよって内閣改造が華々しく行われており。
テレビを見てるとちょいちょい緊急速報が入るものの、それらは全て「大臣決定の速報」。
知らんがな(´・ω・`)
いや、大事なことだというのはわからんでもないが、とりあえず被災してる千葉県民は、大臣がどうこうよりもっと知りたいことがあるんよ(´・ω・`)
更に、「オリパラ」に関わる千葉県の偉い人の会合が行われたとかいうニュースにもビックリさ。
千葉県の大半が大変なことになってるこの時に、呑気に「オール千葉でオリンピックへの取り組みを」とかいう会議が行われてたのか、という、ね。
今回の台風の被災地は「千葉市(市街地除く)以東・以南ほぼ全域」と言ってよかった訳ですが、それですらこの温度差。
早く電気が来ることを祈りつつ、外泊2日目の夜は更ける。

台風襲来3日目。
さすがに実家の両親の体力が心配になる。
昼前には「東京湾フェリーに乗って横須賀のホテルに一泊したら」って強く薦めたんだけど、断固として断るんだよ年寄りは。・゜・(ノд‘)・゜・。
田舎の命綱・車のガソリンの状態も心配でしたが、父親はいつの間にかうまいことガソリン満タンにしてきており、「通院が困るから」「電気さえ回復すれば大丈夫だから」を繰り返すのですが、だからその電気がいつになるかわからん、って言ってるじゃん!
このあたりで、twitterで東電が停電復旧地域のお知らせを始めたのに気づき、仕事もそっちのけでtwitterに張りつく。
先に自宅に戻っていた夫の人から「自宅電気復旧」の一報が入って安心するも、実家はまだっぽい。

東電がtwitterで実家の住所の復旧を伝えてくれたのは、帰りの電車の中のこと。
安堵のあまり、電車の座席でひっそり嗚咽をこらえてました(´・ω・`)
そして、駅で出迎えてくれた夫の人を見るなり号泣。
いろいろ辛かったわ。・゜・(ノд‘)・゜・。

2日ぶりの自宅。
「すぐ停電復旧するかも」と淡い期待を抱いて全く開け閉めしていなかった冷蔵庫は、電気が止まってから60時間を経て「ややひんやり」な感じになっておりました。
停電前日に買った食材、ちょっと前にお出かけで買った美味しい瓶詰の残り、その他常備の調味料など、中身は当然全部廃棄です(´・ω・`)
その後、実家に電話して、実家の電気復旧を確認。
高齢の両親の体力を考えると、ギリギリのタイミングでした。

今回は幸いにして「2日間の停電(+断水)」程度で済みましたが、正直台風ナメてたな(´・ω・`)
この経験を元に、1ヶ月後の台風19号ではめちゃめちゃ準備して結果的に空振りしましたが、何事もなければ万々歳。
自然の脅威を忘れないことが大事、というのがものすごく身に染みた出来事でした。

【オマケ】
これだけじゃアレなので、2日目の夜に泊まった八丁堀のお宿の写真。
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東京櫻子Hatchobori(楽天トラベル)


新しくて小ぎれいで、台風で凹んでた心がちょっと軽くなりました。
シャワーしかないけど、そのへんは割り切れば全然平気。
落ち着いたら、ゆっくり東京観光とかで改めてまた利用したいです。

え、1日目のお宿?

……千葉の栄町(歓楽街)のど真ん中のラブホでしたよ。
冷房効いたお部屋でゆっくり休めたのはありがたかったけど、近所のコンビニに買い物に行ったらある意味アウェイ感半端なかった。
できればもう泊まりたくないです(´・ω・`)


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posted by 実里 at 00:00 | Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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