2019年05月24日

クリムト展 ウィーンと日本1900

午後半休して東京都美術館へ。
お目当ては「クリムト展」。
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クリムト展 ウィーンと日本1900
(公式サイト)

クリムト展 ウィーンと日本1900
(東京都美術館サイト内)


クリムトは、鮮やかな金箔が特徴的な、19世紀ウィーンの画家。
一番有名なのは「接吻」ですが、代表作のひとつでもある「ユディトI」がやってくる、と聞いて、会期の比較的早い時期に行くことを決断。
半休とって上野にGO。

……してみたところ、ビビったのは上野駅周辺の大混雑。
上野駅の構内から東京文化会館前あたりまで、いろんな制服の中高生がわんさかたむろしていますΣ(゜д゜;
中高生の修学旅行のピークシーズンなのかしら。
若者の賑わいを横目にテクテク歩いて東京都美術館まで来ると、さすがに若い子はほとんどいませんでした。

美術館の中は、まぁまぁの混雑。
ポスターにもなってる目玉展示「ユディトI」の前の人だかりが15人程度、ってあたりで、さすがに会期前半の平日だな、という感じ。

「ユディトI」。
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旧約聖書の「ユディト記」に登場する、敵の司令官ホロフェルネスの寝首を掻いた寡婦ユディトが題材で、クリムト以前の画家も多く描いてます。
誇らしげなユディトがホロフェルネスの首と共に描かれることが多いのですが、今回の「ユディトI」の場合、ホロフェルネスの首は画面右下にちょろっと見えてるだけ。
むしろ、豪華な衣装に身を包み、恍惚の笑みを浮かべるユディトばかりが目立ってます。
コレは聖書の一場面、というよりは、かなり画家の趣味に走った感が否めない……
この時代の流行「ファム・ファタール」感を強く感じますな。
金箔がふんだんに使われて豪華な印象の一方、青みがかったユディトの肌は血色が悪く、どこか不気味さ・不吉さを感じさせられました。

個人的に一番衝撃的だったのは、「ベートーヴェン・フリーズ」の原寸大複製展示でした。
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(↑は部分)

ベートーヴェンの名高い「交響曲第9番」の「歓喜の歌」をモチーフに描かれた、大がかりな壁画です。
本物はウィーンの建物の壁画なので持ってこれませんが、今回は「複製展示」ということで、長方形の展示室に、本物そのままの形で展示されてます。
基本は白い壁なんだけど、天井に近い上の方に、帯状に描かれた装飾(これを「フリーズ」というらしい)が巡らされているのです。
音声ガイドで流れる第九の合唱を聞きながら、左の壁面の天使達を鑑賞してるとゾワゾワが止まらない。
聴覚と視覚からダブルでくる刺激で高揚感、っていうか。
第九って、ガチで歌うと結構辛い歌なんだけど、音楽としては高揚感ハンパない構成してるんだな、と改めて思いましたとさ。

【第九に関する余談】
その昔、オーケストラと一緒に第九を歌ったことがあります。
「第九」って、年末になるとあっちこっちのホールでやってたり、「一万人の第九」とかもあって、誰でも簡単に歌えそうなイメージがあるかもしれません。
が、実はそんなに敷居は低くない。少なくともソプラノは。
比較的高音域を得意としていたワタシでも、第九のソプラノには正直参りました。
「高音域でほぼ全編フォルテ」「高音域でテンポ早い」「ピアノで高音でロングトーン」などの高難易度ポイントがちりばめられているのがその原因。
練習で同じ場所を繰り返し歌わされると、息も絶え絶えになるのです(´・ω・`)
あんまり素人にお勧めできるような曲じゃないんだが、歌い終えた後の高揚感を思うと、ちょっとした市民マラソンみたいなものなのかもしれん。
(それも喩えとしてどうなのかと)


無論、「ユディトI」や、チケットになっていた「ヌーダ・ヴェリタス」なども迫力ありましたが、何と申しますか、ある意味「予想通り」だった、といいますか。
金箔はぴかぴかだったり、金箔貼ってない場所も意外にいろんな色の絵の具(青とか)入ってるのが意外に思えたり、とそこそこに感銘は受けました。
ただ、今回一番インパクトがあったのは、クリムトの代名詞ともいえる金箔バリバリな前述2点より「ベートーヴェン・フリーズ」の複製だったのはなぜだろう。

その他、クリムトさんについてもいろいろ知ることができました。
・生涯独身だったがなぜか子だくさん(最低でも14人)
・子供の母親は、アトリエに出入りしていたモデルさん達。
 (まぁ、モデルは裸を晒してる訳だし)
・本人が猫抱いて写ってる写真がプリティ。思った以上にプリティ。
・結婚はしなかったけど、弟の嫁の姉妹、エミーリエは特別だったらしい。
 最期の言葉が「エミーリエを呼んでくれ」だし。

そして、今回のクリムト展に「ウィーンと日本1900」という副題がついてる件ですが、クリムトの金箔も琳派の影響を受けている、という話。
所謂「ジャポニスム」の影響のひとつということですかね。
そうかー、あの金箔ってそこからだったのか……

ミュージアムショップでは、絵はがき数点と「クリムトの金のゼリー」を買って帰りました。
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ゼリーのパッケージはいろんな絵があったけど、敢えての「クリムトと猫の写真」をチョイス。

帰宅後、ゼリーを開けてみてビックリ。
エ、ゼリーって、この、オブラートに包まれたボンタンアメ的なヤツ???
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とりあえず食べる。
甘い。甘いわ。

もうちょい、グミっぽいヤツを想像してたんだけどなぁ。
まさか、このタイプのゼリーだなんて思いもよらんかった……
(子供の頃、友達の家でこういうの出されたなぁ)


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posted by 実里 at 23:00 | Comment(0) | 芸術鑑賞 | 更新情報をチェックする
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