2014年10月18日

ふしぎな岬の物語

我らが故郷、南房総でロケされた映画「ふしぎな岬の物語」を見に行ってきました。


原作は、船橋市在住の作家、森沢明夫さんの「虹の岬の喫茶店」だそうで。
虹の岬の喫茶店
虹の岬の喫茶店森沢明夫

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モデルは、鋸南町と富津市の境目くらいにある実在の喫茶店。
ロケで南房総のあちこちが使われてる、と聞いていたし、幸いにもタダ券が手に入ったのでダーリンと出撃。
感想は畳みます。



【感想】
うーん。
終わった後、ダーリンと2人で顔を見合わせました。
もっと泣ける話かと思ったら、途中で登場人物のひとりが亡くなるシーンで号泣した以外はそうでもなかった。
というか、吉永小百合ありきな映画?

なんか、全体的に盛り上がりに欠ける映画でした。
映画館を出る間際、吉永小百合世代らしき女性2人連れが「どこが盛り上がりなのかわからなかったねー」と言ってたんだが、まさにソレ。
前半はオムニバス的なエピソードが綴られていき、盛り上がらないままにクライマックス突入、みたいな。

映像はキレイだったんだけどね。
ただ、
・初老の女性にお酌を強要するオヤジ達
・それに戸惑う、喫茶店経営歴30年の女性
・30年も南房総の不動産屋に勤務する関西弁のオッサン
・その不動産屋が大阪に子会社を持ってる
・大阪に転勤を命じられて困惑する関西弁のオッサン
・胃の手術直後にコーヒーを差し入れ
・後継者もいない喫茶店が全焼後(プレハブだが)あっさり再建
などなど、いろいろツッコミどころ満載だったんです。

あと、終盤の主人公の長台詞でいろいろ語らせてしまってるのもどうなのかしら。
主人公の半生ももうちょい詳しく知りたかったし、ラストで突然くっついてたカップルにも愕然だった。
尺が足りなかったのか?

ロケ地は確かに見覚えのあるところが多かったです。
喫茶店から見える横須賀火力発電所の煙突は、東京湾フェリーに何度も乗っていた人間には非常に馴染み深い光景でした。
和田町出身のダーリンは、劇中の「クジラ祭り」が和田漁港で撮影されていることに気づいたし、ワタシも結婚式のシーンが館山ファミリーパークだったり、子供の頃から何度も行ったことのあるファミレスや、統合されてなくなっちゃった女子高の校舎が使われてるのは気づきました。

とはいえ。
だから「面白かった」か、と言われると、「うーん」なんですよ(´・ω・`)
海外のナンタラ賞を取った、なんて聞いてたから、過剰に期待しすぎたのか。
我々の感覚がダメなのか。
うーん(´・ω・`)

とりあえず、一度原作は読んでみてもいいのかも。
図書館の予約は4人待ちだったので、とりあえず予約入れてみた。

【追記】
結局、原作の順番が回ってきたのは1月下旬。
一応読後レビュー書きました。
虹の岬の喫茶店(2015年02月05日)

タグ:映画
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posted by 実里 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | 更新情報をチェックする
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