これは、鴨川の石渡製菓さんで、500円で8枚の鯛せんべいが焼ける、というもの。
石渡製菓さんの直営ショップ、「菜の花庵」さんに電話で予約が必要です。
一度に最大6人までしかできないので、そのあたりで予約が必要っぽい。
お店の脇にテーブルがあって、そこでこんな感じで体験ができるのです。
まずは、8枚用の型と生地を渡されます。
生地を型の頭に流し入れ、全部入れたら型を傾けて尻尾まで生地を行き渡らせる。
その後、テーブルに置いてあったトッピング(白ごま、黒ごま、ケシの実、七味)を適当に散らす。
そこまで終わったら、一旦型はお店の人に渡します。
10分くらい、釜で焼くらしい。
その間、お店の中をブラブラしたり、お店の人と話したり。
今年の頭に、NHKのキャラ、どーもくんも来訪して、鯛せんべい焼き体験したらしい。
あの分厚い体躯でこの細かい作業は、さぞや難儀だったことだろう。
焼きあがったら、軍手をはめて、生地の端から竹串で型からはがし、手で一気に型から剥ぎ取る。
作業が遅いとどんどん生地が固まって剥がしにくくなるので大慌てで剥がしていきます。
(慌しかったゆえ写真撮れず)
剥がしたせんべいは、木でできた雨どいみたいなくぼみのついた台に置いて冷まし、できあがり。
型には鯛の模様とお店の名前が彫ってあるので、焼きあがったせんべいにはそれらが浮き彫りな感じで仕上がっております。
味見してみた。
まだ温かくても、頭の方からかじるとパリっと美味しいです。
……が、尻尾はなんだかネチャっとしてる(´・ω・`)
これは、均一に生地を流さなかった私が悪いのです。
尻尾に生地を流すとき、多く入れちゃった型の生地が尻尾の方に偏りすぎたらしい。
最後にもらった袋に入れて、お持ち帰り♪
竹串で人力で型から剥がしていく、という作り方。
実は、工場でも同じ作り方で、工場の人ががひとつずつ手で剥がしてるんですって。
鯛せんべいが反っているのは、鯛の躍動感を表しているらしい。
確かに真っ平らだと、生き生きした感じしないよねー。
石渡製菓 菜の花庵
9:00〜17:00
定休日:水曜
【オマケ】
鯛せんべい、実は結構メーカーがいろいろあるんだよね。
亀屋本店さんの鯛せんべい。
【楽天アフィリエイト】
30枚入りで1,000円ですって。
わりとお手頃ですな。
鎌田製菓さんの鯛せんべい。
【楽天アフィリエイト】
こちらは36枚入りで1,000円。
角熊製菓さんの鯛せんべい。
こちらは20枚で630円。
パッケージはみんな似たりよったり。
もともと「鯛せんべい」自体が「鯛の浦」の鯛をモチーフにしてるんで、鯛の浦と誕生寺周辺が発祥の地っぽい。
亀屋本店さんは、今は南房総エリアではそこそこ大きなお土産屋さんですが、そもそもは小湊あたりで創業されてるんですな。
鎌田製菓さんと角熊製菓さんも、鯛の浦のある小湊地区のお菓子屋さんですね。
軽くてたくさん入ってるし、調べてみるとどうやら大正時代に端を発する由緒正しい銘菓らしいんで、南房総のお土産としては結構オススメですよ。
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