日食(2009年07月22日)
その時、負け惜しみ代わりに「晴れる可能性が高いのは2012年5月の金環食の方」という話をしてました。
3年なんてあっという間ですね。
数ヶ月前からお店で売ってた日食グラス。
天気がビミョーな雰囲気だったのでどうしようかと思っていたが、結局購入。
しかもビクセンの、わりといいヤツ。
ビックカメラで1,480円ナリ。
私の予定としては、最大食時間は通勤途上。
ゆえに、普段とそれほど変わらない時間で出ることを条件にすると、「京成八幡駅周辺」で見るのが吉ではないかと考えた。
本八幡周辺は、金環食の中心線が通るエリアです。
そして京成八幡駅周辺は現在再開発中なので、南東方向の空を遮る建物がほぼ皆無。
歩道も広く、歩行者もそれほどいないので、結構余裕を持って見られるはず、というのが私の目論見でした。
当日。
曇りの予報だったものの、6時頃の空は意外に晴れている。
これならいけるかも???
家を出る前には薄い雲が時折日差しを遮る程度で、日食を見る程度なら余裕でした。
京成八幡駅着は7時10分頃。
その頃はまだそこそこに雲は薄く、ピンホールで欠けゆく太陽を映し出すことも出来たのです。
しかし、7時20分頃から急速に雲が厚くなってきたΣ(゜д゜;
7時24分の京成八幡周辺。
え、ほんのついさっきまで、こんなに雲なかったじゃーん(´・ω・`)
お日様は、月に隠される我が身を恥じるように、厚い雲の裏側に隠れてしまわれたよ(´・ω・`)
周囲にも、私と同じ目論見で南東の空を見上げる通勤途中の人がちらほら。
みんな、それでも諦めきれぬまま空を見上げておりました。
と、一瞬雲が薄くなり、灰色の雲のベールをくぐるように、小さな輝く環が見えた!
どこかの子供が歓声を上げる。
また、どこかからはなぜか拍手すら聞こえる。
一方の私は、ただ空を見上げて立ち尽くすばかり。
それはひどく不思議な光景だったのです。
雲が幸いして、携帯でもそこそこに日食の写真が撮れました。
ただし、日食グラスはほとんど用を成さなかったねー(´・ω・`)
雲越しの日食は、日食グラスで見るには暗すぎました。
かといって、たぶん直視していいほど暗いものでもなかったと思うけど。
7時40分頃にそのまま電車に乗りましたが、この日1日若干ドライアイ気味でした。
知らず知らずのうちに、そこそこ凝視しちゃってたのかも。
そんなこんなで、一生に一度あるかないかの「金環日食」は「一応見えた」で終了。
あとでいろいろ見てみると、いっそ東京まで出ていたほうが正解だったっぽいが、まぁそれはそれ。
天気より中心線を優先しちゃったのが敗因か。
次の金環日食は2030年に北海道だそうだが、いくら国内とはいってもわざわざ北海道まで行って見るほどの天文ファンではないので、もう二度と拝むことはないでしょう。
ま、見えただけヨシか。
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