2011年10月01日

南総里見まつり2011

もともとは、昭和58年に城山のてっぺんにお城が建てられたのを記念して始まったお祭り。
例年は10月の第3日曜日くらいなのですが、今年は30回目の節目、ということで、10月1日・2日の2日開催だったのです。
例年の祭り内容である「戦国武者行列パレード」や「戦国合戦絵巻」、御神輿と山車の練り歩きなどは1日目に・2日目は城山公園でB級グルメまつりと郷土芸能祭が予定されておりました。
今年は別の予定が入っていたので行く予定はなかったのですが、急遽予定が変わったため、せっかくなので館山へ。

ほんとは戦国武者行列パレードなんかも見たかったのですが、時間が合わず、私が見に行けたのは4時過ぎの館山駅〜北条海岸の御神輿・山車・お舟の競演のみ。
が、これが壮観でした!


※この記事は、試験的に画像をPicasaでアップロードしたものを使っています。
 お使いの環境によっては画像が見えないかもしれません。

館山駅周辺の交通規制は西口のみ。
東口まで父親に送ってもらって駅の反対口に行ってみると、既にバルコニーには人が鈴なりです。
見下ろしてみると、既に西口から北条海岸までの通りは無数の山車とそれを囲む人達でものすごい混雑でした。


最初に目に入ったのが六軒町の山車。
正面に飾られた黄金の鳳凰が印象的。

柏崎(館山)の御舟・國司丸。

國司神社は平安時代、安房國の國司・源親元公を祭神として創建された神社だそうな。
御舟の建造は文化14年とか。
「御舟」は船の形をした屋台で、漁師町によく見られるらしい。

南町(北条)の山車。

朱と黒の総漆塗りで、てっぺんには本来神武天皇の人形が飾られているのですが、このときはまだ収納されてます。

柳塚(船形)の屋台。

龍の彫刻が美しい。
「山車」と「屋台」の違いについてあちこちのサイトを見てみたところ、どうやら「山車」=上に人形がある、「屋台」=屋根がついてる、というのが一般的なようです。

芝崎(那古)の山車。

明治30年以前からの山車で、大きく広げた鳳凰が飾られています。
てっぺんの人形は、天照大神。

濱町(那古)の山車。

てっぺんの人形は弁財天。
よく見ると、人形の右下には「がんばろう日本」の札が。
左には前述の御舟「國司丸」が見えます。

東藤(那古)の山車。

太閤秀吉の人形を冠する他にも、秀吉の出世物語が表現された山車とのこと。
その左には仲町(館山)の山車がいました。

大塚(船形)の山車。

安房地方で最大級の総欅造りの山車だそうです。
確かに、他の山車に比べて存在感があります。
てっぺんの人形は神武天皇。
なんでもこちらの山車は県の指定文化財だとか。

私の実家は北条地区なので、同じ市内でも館山地区や那古船形地区の山車を見る機会はあまりありませんでした。
里見まつりは、鏡ヶ浦沿いの山車が一堂に会するので、かなり見応えがありますな。

さて、海の方に移動すると、御神輿が入ってきたところ。

「南総里見まつり」は観光祭りなんで本来は神様は無関係と思われますが、「地元に活気を」という意味で地元の神様にお集まり頂くのも悪くないのかもね。

そして、海岸沿いではたくさんの出店が出てました。
今回のイベントのチラシに大きく出ていた「気仙沼ホルモン」。

東日本大震災の被災地を応援しよう、という意味合いのようです。
が、館山にあるまじき大行列発生……
しかも、最後の方だと品切れになるかも、というアナウンスすらされてます。

もうひとつ出ていたのは「石巻焼きそば」。

こちらも同様に大行列でした。
その一方で、三陸ワカメやノリなどを売っているブースもあったのですが、正直海のものは、このへんの人なら身内で調達できちゃったりするから、なかなか難しかった模様。

夕暮れ近くなって、そろそろ実家の夕飯どきなので早々に駅前から退散。
観光客ならもうちょいしっかり見るところなんですが、とりあえず雰囲気だけでも楽しめたからヨシかな〜。
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posted by 実里 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南房総 | 更新情報をチェックする
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