2011年09月11日

徒歩帰宅練習

あの恐ろしい「東日本大震災」が起きてから半年。
そんな金曜日の夜、ダーリンと2人で徒歩帰宅練習をしてみました。

コースは、都営新宿線岩本町駅付近から浅草橋駅前を横切ってから蔵前橋通りに入り、その後はひたすら東へ、という単調なもの。
蔵前橋通りは市川手前で千葉街道と合流しますが、とりあえず津田沼まではほぼまっすぐ国道沿いに歩いていく感じになります。
全行程歩くとすれば、我が家まではなんと30kmの道程です。
途中のコンビニで買った「震災時帰宅支援マップ(首都圏版)」を片手に東へ向かいました。

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地図の他、ちょっとした豆知識的なコラムも載っているので、まぁ会社に置いとくかな。

さて、東へ歩き始めた私達。
3kmくらいまでは余裕です。
浅草橋付近では、屋形船の乗り場を見つけて写真を撮る余裕綽々っぷりでした。
道も広く、歩きやすい。
が、蔵前橋通りに入った途端、急に道幅が狭くなって歩きづらくなりました。
しかも、それまでは賑やかだった道路沿いにも、コンビニやファミレスなどの見慣れた看板はほとんどなくなります。
あるのは個人経営の中華料理屋や居酒屋ばかりなり。
アレ? なんか急に地方の道っぽくなった……

テクテク歩く。
5kmを過ぎるとだいぶ疲れが出てきたので、ここらで休憩したいのですが、気軽に入れるお店は見あたらず……

クライマックスは、旧中川と東武亀戸線を渡る「江東新橋」。
ココ、本道が車両専用なので、歩行者は急な階段の上り下りを強いられます。
混んでたらこわいな〜。

この先、平井駅前で飯休憩。
……したら立てなくなりましてね(´・ω・`)
頑張ればもう2〜3kmはいけそうでしたが、ほどよく駅前ということもあって、ここで今回はギブアップ。
スタートから約10km地点、といったところでした。

あの震災の時、高校時代の同級生(♂)は鎌倉まで歩いて帰ったのだとか。
彼曰く「高校時代に30km山道を歩いたこともあるんだからいけると思った」
(……いや、確かに我々、そういう年中行事があった高校の出身ですが)
ダーリンも、まだ余力があった模様。
でも、特に鍛えてない普通の30代女性では、やっぱり徒歩帰宅は10kmが限界かな、という気が。
だんだん腰が痛くなるわ去年痛めた右足首が若干痛む気がしてくるわ、体のあちこちが悲鳴を上げ始めるのですよ。
友達が歩いて帰れたのも、単純に男女の体力差なんじゃないのかねぇ。


震災の時。
千葉方面への電車が軒並み運休する中、私は翌朝まで会社待機となりました。
当初、ダーリンがお迎えを頑張ろうとしてくれましたが、都心への道路状況が絶望的だった上、実家から「妹(持病持ち)が小岩から八千代まで歩いて帰ろうとしている」と聞かされたため、結果、彼は小岩まで妹をバイクで迎えに行くことに。
彼は何とか日付が変わる前に、無事妹を八千代まで送り届けました。
その時彼がバイクから見た歩道は、さながら花火大会の混雑のようだったとか。

今回の徒歩帰宅練習では、無論道路はガラガラ。
その上私はダーリンに荷物を持ってもらっていたし、正直有事の際は今回以上に10km歩くのは困難なんだろうな、と思うです。
ちなみに、今回片手に持って歩いていた「徒歩帰宅支援マップ」には「家までの距離が10km以内なら全員が歩いて帰れるが、10km以遠は1kmごとに10%脱落していき、20kmでは100%が帰り着けない」と書いてありました。
なので、家まで20km以上ある人は、しばらく勤務先で待機してから帰ったほうがいい、とのこと。
うちまで30km………
実際歩いた実感として、30kmはムリかな(´・ω・`)

翌日、たまたま行った千葉ニュータウンのジョイフル本田で、ボール状の方位磁針ストラップを購入しました。
前に100円ショップで買った方位磁針の精度に不安があったんで調べてた時に見つけたんだけど、まさかジョイフル本田に売っているとは。

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私が買ったのはピンク。
110912_0723~0001.jpg
(携帯につけた状態で携帯カメラから撮影)
磁石を携帯にぶら下げるのは若干心配ではありますが、さすがに6倍の値段だけあって、すぐに正確な方角を示してくれます。
有事のときだけでなく、普段出かける時でも、これがあれば安心かな?
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posted by 実里 at 23:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。ブログとツイートをいつも楽しみに拝見しております。

 さて、徒歩での都心〜津田沼ルートですが、じつは私は歩くのが好きで、年に4・5回は都心から西船あたりまで歩きます。そのときの感想として、蔵前通りより靖国通り(14号)を通って都内を抜ける方が、沿道にコンビニなどが多くて便利な気がしています。機会があったらこちらもお試しください。ただ、このルートは江戸川越え(妙典あたり)が途が複雑になり危険個所もあります。
 都内を14号でぬけて途中で千葉街道に移るというルートが、遠回りではありますが確実かつ便利かも知れません。
 今後も湾岸徒歩ライフをお楽しみください(^^)これからの時期、河川敷や橋の上から月を見上げてビール、というのがお勧めです。
Posted by さすらいびと at 2011年09月14日 16:29
>さすらいびとさん
更新頻度の低いブログで恐れ入ります(汗)
そして、都心〜津田沼ルートのヒントありがとうございます!
実は、一緒に歩いた相方が当初想定していたのは14号ルートだったようなのですが(彼も「そっちの方が店が多いはず」と言っていました)、本文登場の「震災時帰宅支援マップ」が蔵前橋通りルート推奨だったのでそちらを選んでしまったんです……
蔵前橋通りは一本道でわかりやすいですが、思いの外歩きづらい道だったのは問題ですね。
機会があれば、ぜひ14号ルートを試してみようと思います。
Posted by 実里 at 2011年09月15日 17:38
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