館山病院の前にあった頃は古い建物で、鯉が泳ぐ小さな堀に渡された橋を渡って入店する、という、ちょっと面白い趣向になっていたのです。
お店の中も、いかにも昭和テイストな味のある雰囲気だったっけ。
が、いつの間にか城山公園入口あたりに新しい店舗を作って移転していました。
今の家の更新契約にうちの両親の保証人ハンコをもらうため、日帰り帰省したのです。
(結果的には「封筒を間違えたせいで書類自体を忘れ、両親に北上してもらう羽目になった」のだが。嗚呼オイラのバカ)
その際、平日のランチで両親とダーリンと一緒に、移転後初の来店となりました。
前はあるのかないのかわからなかった駐車場ですが、移転後は店舗の前に10台以上の広めの駐車場スペースが確保されました。
お店も、外観からはどう見てもうなぎ屋さんには見えません。
中に入ると、これまたしゃれた感じの内装になっていて、ちょっと目新しい「和モダン」な感じになってました。
これも悪くないんだが、年代を感じる前の店舗の方が好きだった人もいるだろうなぁ。
メニューはメインのうな重の他、うなぎ定食とか一品料理とかございます。
比較的オーダー品が届くのはすぐでした。

うな重は「松」「竹」「梅」の他、「板東太郎」を使用した「月」(2,860円)というのがあります。
今回はせっかくなので「月」をみんなでオーダーしました。

肝吸い・おしんこがついてます。
その他、日本酒のメニューで、地酒として「福祝」と「梅一輪」が入ってたのはちょっと意外(飲まなかったけど)。
うなぎ。
ふんわりとした焼き加減。
口に運ぶと、ほろほろとほぐれてとても美味しい。
あんまりこってりした味付けでないのもよいね。
「脂のってます!」って感じではなく、パサパサしない程度にバランスよく脂がのってる感じかな。
強いて言えば、時折細い小骨が歯に挟まるのが若干気になった。(まぁよく噛めば問題ないか)
うちのパパンは「やっぱり香りが違う」「焼き方が違う」といたくご満悦でした。
ただ、意外にごはんが多く、オイラとママンは一人前食べきれず。
「田舎寿司」と称してシャリのでかい寿司を供するような土地柄なんで、ごはんが多いのはある意味仕様なのかしらん。
開店すぐの11時に入店したのですが、出てきた12時ジャストくらいには、駐車場は袖ヶ浦ナンバーの車で埋め尽くされていました。
平日の昼間でこれは、結構すごいかも。
地元の人たちにも愛されてるお店、ということなんですな。
帰りに、「里見八犬伝の里に創業50年」と書かれたチラシとマッチもらってきました。

チラシもすっかりイマドキのオシャレなお店っぽいのになっちゃって。
そして、マッチのデザインは「南総里見八犬伝」の伏姫と八房の絵。
館山の市街地の目玉観光地のひとつでもある「館山城」を擁した城山公園は、ほんとうに目と鼻の先です。
以前に比べると小綺麗で入りやすい店構えになっているので、観光で城山を訪れた方のランチにお勧め。
いづ喜
住所:館山市館山805
TEL:0470-22-1023
定休日:木曜日
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜21:00(LO20:00)
交通:JR館山駅からタクシーで5分程度(ワンメーター)
駐車場:敷地内に10台程度
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としまやに続き、いづ喜も“超”思い出の味です。たまに出前を取って食べました。ご飯を少し残しておいて、次の日にチンして食べると味が染みていて最高です。
P.S.
実里様とはどうやら同窓生のようです。私の出身校の校歌は透○光●です^^
いづ喜は、我が家では「ちょっとイイ外食」という位置づけでしたね。
新しいお店になって、ちょっとオシャレさが増しました。
そして、まさかの同窓生さんでしたか!
あの校歌はいろいろ大変でしたよね(笑)