ドア越しにのぞいてみると、カウンター席が6個くらいしかない小さなラーメン屋さんです。
外からはメニューのラインナップや金額がわからないのがちょっと気になりましたが、意を決して入店。
食券制で、メニューは「一ツ樹らーめん」(600円)というのがデフォルトらしいです。
「醤油らーめん」(500円)というのもあって、食券ボタンの上には「淡麗系醤油らーめんオススメです」のようなことも書いてある。
しかし、最近のラーメン屋さんにしては価格設定がずいぶん安いんじゃないかい?
とりあえず、ダーリンが「一ツ樹らーめん」、オイラが「醤油チャーシューらーめん」を頼みました。
ほんとはデフォルトにしようかとも思ったんだが、500円だとチャーシューとか入ってない気がしたんでね。
店員さんはひとりだけ。
もくもくとラーメンを作っています。
しばらく後、オーダー品到着。
ダーリンの「一ツ樹らーめん」(味玉のせ)。
オイラの「醤油チャーシューらーめん」。
アラ。
思った以上に立派なバラチャーシューが4枚も入ってます。
ダーリンのオーダー品にはオプションの味玉以外にもちゃんと同じバラチャーシューが乗っているので、この調子だとあえてチャーシューつけなくてもよかったかな。
スープは綺麗に済んだもので、焦がしネギと刻みタマネギがトッピングされているのが目を引きます。
スープを飲んでみる。
!
あっさりしつつもダシ(アゴ?)が利いてて、しょっぱくもなくて美味しい!
麺はストレートの細麺で、やや固めにゆでられているのが個人的にも好みでよいです。
一方、ダーリンのオーダー品。
思った以上に濁ったスープは、程良い濃さの鶏ダシがベースのようです。
醤油らーめんより麺が太く、ダーリンも美味しそうにズルズル食べ進んでいます。
このお値段でこのお味なら、文句ないです。
というか、むしろこのお値段でいいの!?
京成大久保は学生街でもあるせいか、最近ラーメン屋が増加傾向。
それらのお店はみんな、そこそこのお値段(700円前後〜)で結構オリジナリティにあふれたメニューを打ち出してます。
で、問題になるのがこの「オリジナリティ」です。
京成大久保駅周辺のラーメン屋さん、というと
・札幌ラーメン屋
・つけそば・油そば屋
・魚介系濃厚豚骨つけ麺屋
・濃厚鶏ダシラーメン屋
・長崎ちゃんぽん/勝浦式タンタン麺二毛作屋
・大勝軒
・二郎
……こうして見ると、意外に普通のラーメンを出している店がないのです。
そういう意味ではここのお店の「醤油らーめん」はお値段もリーズナブルで非常によろしい。
まずはふたり大満足でお店を後にしました。
ここまでが2週間前の話。
その後、別の店で飲み食いした後ダーリンが行きたがったので、食後だというのにまたもや再訪です。
メニューのオーダーは前回と同じですが、それぞれデフォルトを頼みました。
醤油は相変わらず美味で、そこそこ満腹でも結構食べ進められる味。

飲み会の後の締めには結構よさげな予感。
一方、ダーリンの方も美味だったようですが、ちょっと塩気が強かったようで。
席を立ったところで、店員さんが「今日はどうでした?」と聞いてきました。
どうやら前回来たことを覚えておられるご様子。
(前回「美味しい美味しい」うるさかったからかなぁ)
で、しばらく感想についてなどお話ししました。
このお値段設定のあまりの安さと鶏ダシなのとで、てっきり同じビルの焼鳥屋さんを運営している肉屋さんと同系列なのかと思いきや、こちらのお店は店主さんがひとりで借りてやっておられるそうな。
(仕入れはその肉屋さんからしているらしい)
つまり、「店員さん」ではなくて「店主さん」だったのね。
人件費が店主さんの分だけだから安くていいのか。
ダーリンがお味を絶賛していたら、店主さんもちょっと照れていました。
結構シャイだけど実直、という感じの方です。
今回も大満足のままお店を出て気づいた。
このお店、営業時間やら定休日やらがぜんぜんお店の外に書いてない……
とりあえず、場所と店名だけ乗せておきますか。
詳細は次回行ったら聞いてみます。
一ツ樹(ひとつき)
習志野市大久保1ー29ー3
営業時間:18:00〜24:00
定休日:水曜
【2010.06.15追記】
営業時間と定休日を店主さんから聞いたので追記しました。
それとまた行って、今度はつけめん食べました。
一ツ樹(ひとつき)(2)
(2010年06月12日)