2006年01月19日

いま、会いにゆきます(小説)

いま、会いにゆきますいま、会いにゆきます
市川 拓司

小学館 2003-03
売り上げランキング : 734
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



最近、レビューばっかりのような気もするが、まぁいいでせう。
2004年10月には映画・2005年7月にはテレビドラマも作られた小説ですな。

何で今頃読んでるのかと言えば、それは例によって図書館順番待ちの結果です。
詳細は2005年6月29日の記事を読んでいただければおわかりになるかと。
順番回ってくるのに半年かかったよつД`)

文章が平易なので、正味2時間で読み終わりました。


・・・・・・・・・・・・。


ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! (号泣中)


会社帰りに4分の3くらいまで読み終える。
続きは翌日、会社の昼休みに読んで、その日の夕方に図書館に返しに行くつもりでした。
だって、私の後ろにこれまたたくさんの順番待ちがいるかと思うと。

今日の昼休みのこと。
読みかけの本を開き、2、3ページ進んだ。
・・・涙で続きが読めなくなって、慌てて家に再度持ち帰りましたよ(´・ω・`)
んで家で読み終え、ひととおり号泣して現在に至る。
まさかここまで泣くとは自分。

「きっとぼくらはこうやって、何度でも恋に落ちるんだ」

久々に泣かされた本です。


物語は、妻・澪を亡くした青年・巧が、1人息子佑司との二人暮しをどうにかこうにかやっているところに、突然死んだはずの澪が記憶をなくした状態で現れるところから始まる。
夫や息子の顔はおろか、自分の名前すら忘れている澪に、巧はふたりの出会いからこれまでを語っていく。

・・・と書くと、物語はこないだの「きみに読む物語」と相当かぶってるように見えますな。
いずれも物語は夫の一人称で進み、記憶のない妻に思い出を語る、という点で共通している。
が、決定的に違うのは、夫のスタンスかねぇ。
それと、物語の構造も。

なぜ澪が、死後1年も経って巧と佑司の前に現れたのか。
その理由は、物語の最後の方で明らかになる。
題名である「いま、会いにゆきます」の意味も。


最後まで読んで、もう一度読み返してみると、あちこちに気付かないうちに伏線が張り巡らされていたことが判明。
やられたー。
  web拍手←面白かったらポチ頂けると幸いです。
posted by 実里 at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | レビュー | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。