田代笑店(ラーメン劇場)
住所:千葉市稲毛区長沼町330-50
(ワンズモール2F「ラーメン劇場」内)
TEL:043-215-2220(ワンズモール代表)
営業時間:11:00〜22:00(LO21:30)
最寄駅:JR稲毛駅からバス15分
(ワンズモールの駐車場が広いので、車推奨)
「魂麺」に引き続き、「田代笑店」へ。
こちらは東池大勝軒の山岸さんの弟子である田代さんのお店。
田代さんは「佐貫大勝軒」グループのトップでもあり、今回の「ラーメン劇場リニューアル」の仕掛け人でもある模様。
で、こちらのウリは師匠の山岸一雄氏監修の「もりそば」だそうで。

実里さんオーダーの「もりそば」。
こちらは期間限定価格で580円らしい。

ダーリンオーダーの「特製もり鴨」(980円)のつけ汁と並べてみました。
左が「特製もり鴨」のつけ汁。
……見た目あんまし変わんないね(´・ω・`)
一応、ネギの下に鴨の薄切りが入ってるんですよ。確か。
この「もりそば」の特徴。
なんと、麺にそば粉が混ざってる。
そば粉2:小麦粉8の「二八そば」ならぬ「二八麺」。
……なのですが。
まず、ビジュアル。
白い麺に、かなりそば粉のボツボツがハッキリクッキリ見えるのです。
そして実際食べてみてびっくり。
日本そばだよコレΣ(゜д゜lll)
「二八麺」ではなく、それは正しく「八二そば」でした。
食感が、つけ麺の麺じゃない。
2割のそばが、びっくりするほど「日本そば」感を出してたんですよ。
そのせいで、つけ麺の麺に求める「モチモチ感」が全くといっていいほど感じられなくなってしまっていて、個人的には非常に残念な仕上がり。
しかも、麺の上に刻みのりと大量のいりごま。
これ、どう見ても日本そばです。
そして、つけ汁。
目の前に出てきたつけ汁を見て仰天。
上にラー油の膜が張ってます。
うわー見るからに辛そう……
お味。
辛い。
ていうか辛くてつけ汁の味よくわかんない(´・ω・`)
強いて言うなら、醤油が濃いような気がする。
醤油とラー油の味がキツくて、何ダシなのかがさっぱりわかんないよ…
一方、辛いのが苦手でないダーリンに言わせると「ただただ油っぽくて、ボソボソした麺に油ばかり絡んでつけ汁の味がわからない」ということでした。
カウンター席だったのでつけ汁作るとこが見えて、ラー油をたっぷり入れるとこも見えてましたが、これがどうも逆効果に思えて仕方がないのです。
ダーリンの「特製もり鴨」とオイラの「もりそば」との違いは「鴨肉のあるなし」っぽかったですが、その肝心の鴨肉も、オイラの貧相な舌ではつけ汁の味に埋もれてしまい、豚なのか鶏なのか鴨なのかサッパリ判然としませんでした。
2杯目、ということもあって、麺を3分の1近く残して退店。
満腹だったのももちろん、個人的な話ですが、先日抜歯したばかりで右側の歯で噛めないワタクシには、時折麺にかかっているゴマ粒がうっかり右の頬に回ってしまい、咀嚼の際に抜歯したとこのかみ合わせの歯に埋まったりして食べづらいことこの上なかったのです。
スープ割り? そんな余裕ナシ(´・ω・`)
結論:次はない(´・ω・`)
実は、入店したのは1時ちょっと過ぎだったのですが、6店舗のうち行列ができてない店舗が2軒ありました。
ボヨヨンラーメンとここ。
普通に考えれば、「東池大勝軒店主である山岸さん考案のメニュー」を擁するこここそ、ラーメン好きにとっては一番気になるところのはず。
なのになぜ客足が少ないの?
と思いつつ看板を眺めていると、背後からやってきた家族連れがひとこと。
「あ、ここ日本そばだねぇ」。
!
言われてみれば「特製もり鴨」と書かれたメニューの名前も、貼ってある写真も、見るからに「日本そば」。
普通のラーメン食べに来た人は大勝軒系列における「もりそば」が「中華つけ麺」であることは知らないだろうし、ましてや「山岸一雄」が誰かなんて知らないわな。
ましてやこの看板のビジュアルじゃとても「ラーメン」だとは思わないよね。
そして「ラーメン劇場」に来た以上、食べたいのは「ラーメン」、百歩譲って「つけ麺」。
となると、どう見ても「日本そば」なこの店をチョイスから外すのは必至、ということか……
大丈夫かねこの店。
客層読み間違ってない?
最後に。
店を出て以来、うちのダーリンのお怒りが半端でない、とだけはお伝えしておきます。
当初は1階のドトールでしばらく放心する程度だったんですが、次第に世界に対する不信感が育つわ、「ブログを立ち上げてこの不味さを告発したい」と言いだすわ、と、やり場のない怒りを抱えたまま現在に至る…
これまでいろんなラーメン屋さんを食べ歩きましたが、あそこまで彼が激怒するのは初めて見ました(´・ω・`)
オイラはそこまでは言いませんが、確かに素直に美味しいとは言えない味(婉曲表現)であることは認めます。
ブログ検索などしてみると、結構褒めてる人も多いんです。
ただ、「サッパリダシ好き実里さん」と「コッテリダシ好きダーリン」にはどうも合わなかった。
よく言えば「通好みの実験作」、悪く言えば「【ラーメン劇場】で出すメニューではない」かねぇ。
「ラーメンというものに対する概念をひっくり返す」味であることだけは確かですので、食べに行かれる方はご覚悟を。
「固定観念に縛られすぎ」と言われても、我々が「大勝軒」系列に求めるのはオーソドックスな「もりそば」です(´・ω・`)
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