事の発端は、8月あたまにダーリンが「富山へ行きたい!」と主張したから。
ネットで気に入ったウェブアニメクリエイター「The BERICH(ビリッチ)」が富山の人だったので、ゆかりの地を訪れたい、というのがそもそもの発端らしい。
【The BERICH/北陸ブルース1】(YouTube)
↑は、実はパン屋さんのCMだったりする。
このパン屋さんに行きたい、というのです。
せっかくなんで、実里さんも同行することに。
さて、「行こう」という話になったものの、富山はおろか北陸エリア(越後湯沢除く)に足を踏み入れたことがない我々。
「るるぶ」を買って調べたら「北陸フリーきっぷ」なるものがある。
これは東京〜北陸エリアへの特急(新幹線・寝台特急含む)と、北陸エリアの特急自由席が乗り放題になるという。
しかも注目すべきは「寝台特急に乗れる」というところ。
が、調べてみたところ、なにぶんその時点で2週間前というドロ縄っぷりだったので、既に満席(´・ω・`)
仕方なく新幹線に切り替えるも、富山から越後湯沢の特急が本数が少なく、希望の時間帯が取れるまで結構大変でした。
8月最後の週末に旅行するときは、いろいろ早めにやりましょう。
当日。
上野から新幹線に乗り、深川めし弁当など食べながら越後湯沢着。
越後湯沢から特急「はくたか」に乗り換えて、一路富山を目指します。
越後湯沢は山の中。
田んぼと山ばかりです。
雨上がりで雲が低く、山の間に雨雲がたなびいています。
途中トンネルも多く、何度も耳がツーンとしているうちに、気づけば直江津。
いよいよ日本海!
北陸本線は、時折日本海の海岸沿いを走る国道8号線と併走します。
日本海はどんより。
個人的にはもっと「東映」のオープニングみたいな荒波を想像していたのですが(偏見:しかも「東映」オープニングは千葉(犬吠崎)で撮影、という罠)、普通に海水浴場なんかもある、穏やかな海でした。
意外にも東京湾沿いの竹岡から浜金谷付近と似ているかも。
【比較画像】
「どんより天気で海際走行中の列車車窓風景」って点では同じだが、オイラの中では「日本海=荒海」だったので、東京湾の内房線沿線と風景が似てる、というのはかなり意外でしたとさ。
10時半頃、富山に到着!
あいにくの曇り空ですが、「ますのすし」ののぼりや「おわら風の盆」のポスターなんかを目にしてテンション上がる私達。
まずはダーリンが行きたがっていたパン屋さんへ向かいます。
富山駅からバスに乗らなくてはいけなかったのですが、バスターミナルで困り果てていたら、たまたま同じ方向へ行くおじさんがバス停まで教えてくれました。
おじさんと同じバスに乗ったら、我々が降りるまでずっと気にかけてくれていて、ありがたい限り。
しかし、このバスがまた揺れる…
運ちゃんの運転が多少荒っぽかった上、バスが古いのか(窓枠が錆びて崩れてた)スプリングがめちゃめちゃ利いていて、座席がぼわんぼわん揺れる揺れる。
バス停に降り立ったときにはふたりとも車酔いでヘロヘロでした(´・ω・`)
小雨も降り出した天気の中、バス停から歩くこと10分ほど。
ようやく目的のパン屋さん「フーズパーク伊太利屋」の婦中店に辿り着きました!
……が、何やら様子がおかしい。
貼り紙が貼ってある。
いつの間にか「配送センター」になってましたorz
ネット上ではそんなこと書いてなかったんだが…
まさかこのパン屋さんも、千葉からはるばるやってくる人がいるなんて思いもしなかったでしょうしねぇ(´・ω・`)
気を取り直して、富山駅までまたバスで戻ります。
神通川にかかる「有沢橋」という橋。
この写真からも、天候の悪さがお察し頂けるかと。
ちなみに帰りのバスはなぜかそれほど揺れませんでしたよ(・ω・)
今度は「総曲輪」のバス停で降り、目的その2のラーメン屋さん「大喜本店」へ向かいます。
富山のご当地ラーメン「富山ブラック」発祥のお店です。
余談ながら「総曲輪」の読み方は「そうがわ」。
もともと富山城のお濠があったところで曲輪(くるわ)と呼ばれていたエリアだそうな。
今は富山のメインストリートになってます。
現在は「総曲輪フェリオ」という再開発ビルがどかんとあり、大きなアーケード街もあってにぎやかな雰囲気です。
多少迷いつつ、どうにか「大喜本店」に到着。
いざいざ富山ブラック!
えーと……
めちゃめちゃしょっぱいよ(´・ω・`)
その後しばらくダメージでかかったよ(´・ω・`)
(詳細は別記事「富山ブラック」で)
帰りは路面電車で富山駅へ。
路面電車は結構全面広告が多いです。
この車両には「北陸銀行」の広告が出てました。
2へ続く。