2008年08月21日

帰省

お盆休み、実家に帰っておりました。
実家は館山の市街地の新興住宅地にありますが、更に両親の実家が館山と白浜の狭間くらいにあるのです。
パパンは幼児期のママンに会ったことがある(と言い張っている)くらいなので、両親はそこそこ近いとこに住んでたと思ってくらさい。

漁民だった都合上、家の前の小道を1分も歩くと、港に辿り着きます。
HI3A0133_080813.jpg
お盆休みだったので、近所の旅館に泊まってる人が堤防で釣りをしてたり海を眺めてたりしてました。
そういえば、十数年前亡くなった元漁師の祖父は、漁師をやめた後もこの場所からよく海を眺めていたっけ。

で、お墓もすぐ近くにあります。
南西に海を臨んだ傾斜地の高台に、ひな壇のように段々にお墓が並んでる墓地です。
但し、何せ昔ながらのお寺の墓地なので、「区画整理」という言葉とは無縁。
通路がどこだかわからないくらい、お墓が無造作に立ってます。
たぶん、昔の人が手当たり次第、空いてる場所に墓を掘ったんだろーなー。

うちのお墓から海を臨む。
HI3A0134_080813.jpg
「西方浄土」や「補陀落」信仰の例もあることだし、南西に海を臨む墓地、というのはなかなか悪くないと思うです。
何より、「漁村」であるこの地域に暮らす人達には「海が見えるところに眠る」というのはごく自然なことだったのかもしれませぬ。

この地域は、先日幼稚園が閉園したくらいに過疎化が激しいところです。
普段若い人を見かけることはほとんどありませんが、お盆の夕方の墓地は「こんなにこの地域に縁のある若い人がいたのか!」というくらい賑やかでした。

ちなみにうちのお墓は、いつ誰が立てたとも知れぬ古ーい墓石。
ゆえに、納骨するにも墓石をどけて穴を掘らねばならない。
同じ苗字が多い土地柄な上「通路がよくわからない」というのも手伝って、前述の祖父が亡くなった時、あまりうちのお墓の場所に詳しくない人が案内した結果、間違って違う家のお墓を掘ろうとした、という曰く付のお墓です(´・ω・`)
しかもナゼか敷地内に4つも墓石があり、中には彫られた文字が風化して解読不能になっている墓石すらあります。
お寺の坊様にも「そろそろ新しい墓を立てたほうが」と言われてるのですが、墓石っていくらくらいなのかね?(´・ω・`)
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posted by 実里 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南房総 | 更新情報をチェックする
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